7月に入り1年の半分が過ぎました。

今日はJob庵で行うプログラムの一つ、SSTについてご紹介したいと思います。

SSTってなに??

どこかで聞いたことがあるような気がするワード、それが“SST”

これは、ソーシャル(Social)・スキル(Skill)・トレーニング(Training)の頭文字をとった名前なんです。

日本語にすると『社会(生活)技能訓練』なんて呼び方をしたりしますね。

つまり、日常生活で起こる様々な困った場面に今よりもスムーズに対応できるようになるための技術を練習するプログラム、ということです。

困っていることは人それぞれ……

・ 雑談が苦手と感じる

・ いやだなと思っても、人からの誘いを断ることができない

・ 金銭管理ってどうしたらいいんだろう

……など。ほかにも色々あります。

SSTプログラムでは、その日のテーマを一つ決め、テーマに沿って実際にロールプレイを行いながら練習をしていきます。

 

ロールプレイって??

SSTのプログラムの中では、実際にどのように行動をするのか、どのような言葉を使うのか……それらを考え、実践方式で練習します。

それをロールプレイといいます。

また、SSTにはルールがあり、その一つが「人がロールプレイをしたら、どこがよかったのかを考え、人のいいところを褒める」ということです。

人のロールプレイを批判することは、SSTでは行いません。

今のロールプレイのどんなところがよかったのかをメンバー同士話し合い、認め合います。

そして、さらによりよくするためには何をしたらよいのかを提案しあいます。

「今よりさらによい」方法を探して練習をしていくことがロールプレイの目的の一つです。

あなたはどんな反応をしますか?
ロールプレイの例:この状況であなたはどんな反応をしますか?

 

もう一つ、ロールプレイの大きな目的として「実際の状況に使えるようにする」ということがあります。

 

『頭の中で考えることはできる。こう言ったらいいんじゃないかと思う。でもいざとなるとまったく言葉が出てこない』

 

そんな経験がある方もいるのではないでしょうか?

そこで!

ロールプレイで実践練習を重ねて、より日常場面で自分が使いやすくしていくということが目的です。

たくさん実践して、良いところを話し合い、さらによくしていくためにまた実践……という繰り返しですね。

 

必ずロールプレイに参加したり、発言をしなければいけないの??

ロールプレイも発言も、強制はしません。

やりたくないとき、言いたくないときは「パス」をすることができます。

自分が「やってみようかな」「こういうのはどうかな?」「練習してみようかな」と思ったときに、他のメンバーと協力して練習を行いましょう。

 

ちなみに今日はどんなSSTをやったの?

今日は『声のかけ方』についてSSTを行いました。

声をかけるときに気を付けるポイントについて話し合い、メンバーのロールプレイを通してよりよくするために

相手の名前を呼ぶ

あいさつをする

表情は柔らかく

という3点が重要だと話し合いました。

みんなの前でロールプレイをするのが恥ずかしい人も、無理せず少しずつステップアップ。

やってみようかな、の気持ちを持って、参加してみてください。

この記事を書いた人

ハナ
ハナ
あんこ大好きなJob庵利用者さんです。