こんにちは!Onlyone足立です!
暑い日だったり、突然の雨が降ったりと変わりやすいお天気が続いていますね。
onkyoneでは天気の変化に負けず元気に過ごしています♪♪
今回は<応用行動分析(ABA)>についてのお話です。
皆さん聞いたことあるでしょうか?
応用行動分析学、通称「ABA」(Applied Behavior Analysis)とは、人間の行動を個人と環境の相互作用の枠組みの中で分析し、実社会の諸問題の解決に応用していく理論と実践のことです。
従来の心理学では、行動を起こす理由をその「個人」に求められているのに対し、行動分析学では、人の行動や心の動きは、「個人」と周りの「環境」との相互作用によって生じると考えられています。
もっと簡単に行動分析を説明すると、
「なぜ〇〇という行動をするのか?(したのか?)」の答えを明らかにしましょう、そのすると行動の予測や制御ができるようになりますよ、ということです。
「なぜ○○にこだわるの?」
「なぜ急に走り出したの?」
「なぜ急に癇癪を起したの?」
様々な「なぜ?」が日常的にあると思います。
理由がわからず困ってしまった経験もあるのではないでしょうか。
この問いに対して
「○○に固執しているから」
「じっとしていられないから」
「情緒的に不安定だから」
と、その「行動」に対してのコメントで答えていませんか?
行動分析では「行動」ではなく「周りの環境」に視点をあてて原因をさがしていきます。
そして、その原因をもとにどのようにしたらいいかを考えていきます。
オンリーワンで実際にあった事例をもとに見てみましょう。
オンリーワンには絵本や教材がしまってある鍵のかかった部屋があります。
その扉を無理やり開けようとするA君がいました。
A君はなぜ鍵のかかった扉を開けようとするのか?まず原因を探します。
★絵本が取りたかったからという理由であった場合、
扉を開けようとする前にこちらから「絵本が読みたい」「絵本(ちょうだい)」と話しかけます。
そのあとすぐに絵本を渡します。ここでA君は扉を無理やり開けようとしなくても絵本がもらえると学べるのです。
A君の場合、言葉がでにくいので「ちょうだい」のジェスチャーを合わせて取り入れました。
★大人の気を引きたいという理由で行動を起こしている場合もあります。
その場合は扉を無理やり開けようとしている時には一切関わらず、扉を開けようとしていないときのみ関わりを持つようにします。
そうすることで、扉を無理やり開けようとしても関わってもらえないことを学び、それをしなくても気を引くことができるんだと気づくことができるのです。
ABAを用いることでその行動を起こす原因が何なのかわかり、どうすればよいのかが見えてきます。
「扉を無理やり開ける」という行動を1つとってみても、背景にあるものは要求なのか、気を引きたいからなのか、別の何かなのか、お子様によって様々です。。
Onlyoneではお子様の行動に対しての原因を見つけ、どのように対応していくかお手伝いをしています(^^)