ようやく梅雨が明けましたね。いよいよ夏本番です!
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は、オンリーワンで行っているSSTの活動についてご紹介いたします。
SST??何の略かご存知ですか?
SST=ソーシャルスキルトレーニング
といいます。簡単に言うと、社会に適応し、円滑な人間関係を築いていく力を養うための訓練です!
多くの人は、周りの人との関わりの中で、ソーシャルスキルを自然に習得していくものです。
しかし発達に偏りのある子はそれが難しく、年相応のスキルが身に付きにくい傾向にあります。
そのため、「授業中に静かに話を聞けない」「場にふさわしくない発言をしてしまう」などといった行動をとってしまうことがあります。
Only Oneでは様々なSSTを行い、ソーシャルスキルの習得をサポートしています。
ここでは、その活動のひとつをご紹介いたします!
ニコニコ言葉・イライラ言葉
まずは、先生の寸劇からスタートです。
◆キャッチボールをしているAさんとBさん。Bさんはボールを落としてしまいました。
①Aさん「どんまい、どんまい!」Bさん「うん!」
②Aさん「なにやってんだよ、へたくそ!」Bさん「ごめんね…」
さて、①と②の場面で、Bさんはどんな気持ちになったでしょうか?
子どもたちは、①→「がんばろうと思う」「うれしい」、②→「悲しい気持ち」「へこむ」 …などの意見を出してくれました。
そうです!Aさんがどんな言葉をかけるかによって、Bさんの気持ちは大きく変わってきますよね。
ニコニコ言葉と、イライラ言葉。Aさんの、どの言葉がニコニコ言葉?イライラ言葉だったのはどれ?みんなで考えます。
ニコニコ言葉が分かったら、もし自分がAさんだったら他にどんなニコニコ言葉を言えるだろう?とさらに考えてみます。
「気にしないでいいよ」「大丈夫だよ」 おお、いい言葉が出ましたね。
では、今度は自分がAさんになって、寸劇に参加してみます。子どもたちは、それぞれの言葉でニコニコ言葉をかけてあげることができました。
イライラ言葉はちょっと我慢して、ニコニコ言葉を使う。この心がけで、お互い気持ちよく過ごせることが分かったようです!
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した活動では、相手の気持ちに配慮することがテーマとなっていますが、他にも「相手の話を聞く」「ルールを守る」「自己を表現する」など、SSTのテーマは様々です。
ご興味ありましたら、ぜひ見学にいらして下さいね(*^^*)