管理栄養士監修 夏に身体をリラックスさせる簡単レシピ

管理栄養士監修 夏に身体をリラックスさせる簡単レシピ

暑い日が続いていますね。こう暑いと食欲もなくなりがちです。体力を落とさないようしっかりと栄養を摂る必要がありますが、こんな時はあっさり、食べやすい食べ物が良いですよね。また、熱中症にならないよう水分も重要です。

今回は、こんな夏場向けの身体をリラックスさせるレシピを2つご紹介したいと思います。あっさりとしていて食べやすい「豆腐グラタン」と、甘いバナナとココアの苦みが絶妙で飲みやすい「バナナココア」です。

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夏場にうれしいあっさり、簡単、リラックスレシピ

この二つのレシピは、食べやすい、飲みやすいだけでなく、簡単に作れることを目指しました。うだるような暑さの中で、買い物も簡単に済ませるように食材も限定しました。調理方法もレンジでチンしたり、ミキサーに放り込むだけで出来上がります。

簡単にできて、なおかつ身体をリラックスさせるレシピでもあります。2つとも、トリプトファンがしっかりと含まれる食材を使います。

トリプトファンを積極的に摂取してセロトニン合成につなげよう

トリプトファンは体内で合成されることの無い必須アミノ酸の一つです。つまり食事で摂ってゆく必要があるわけですね。

このトリプトファンは脳がセロトニンを合成する際の材料となります。セロトニンは、精神を安定させる働きをする神経伝達物質の1つで、その不足が不眠やうつ病と関連するとも言われています。

セロトニンは、そのまま食べても脳には届きません。脳に入るために必要な入口である脳血管関門を通れないからです。脳にセロトニンを合成させるには、脳に到達可能なトリプトファンを摂取する必要があるのです。

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手軽に入手できるトリプトファンが多く含まれる食材

トリプトファンは、たんぱく質を多く含む食べ物に多く含まれています。肉類や魚類がまず例として挙げられますが、大豆製品、乳製品、穀類、ピーナッツ、ごま、バナナ、卵等も入手しやすい食材ですね。

ビタミンB6と一緒に

ビタミンB6を一緒に摂取するとセロトニンの合成にとって効果的だと言われています。

ビタミンB6は、以下のような食物に含まれています。

かつお
まぐろ
牛レバー
さんま
バナナ

オーブントースターでつくる豆腐グラタン

今回ご紹介するレシピの1つ目は、豆腐グラタンです。オーブントースターを使って、誰でも簡単に作れるので、是非一度お試しあれ。チーズの風味と豆腐のあっさりした口当たりは意外にマッチしていますよ。

材料

まず材料からです。豆腐、卵、牛乳、ピザチーズを使用しますが、いずれもトリプトファンを豊富に含みます。また、スーパーで簡単に手に入る食材です。また、豆腐、卵、牛乳、トマトによってビタミンB6も微量ながら摂ることができます。

使用する分量は以下の通りです。

豆腐 1/2丁(150g)
卵液:卵 1個
牛乳:75ml
コンソメ:小さじ1/2
塩こしょう:適量
ミニトマト:2~3個
ピザチーズ:適量(40gぐらい) 

作り方

では、実際に作ってみましょう。作業の順番に見てゆきます。

1.豆腐を水切りする
まず、豆腐をキッチンペーパーで包み、電子レンジで500W2分で水切りします。

2.耐熱皿に移す
豆腐の水切りが済んだら、スプーンですくって耐熱皿に移します。

3.ミニトマトを散らす
ミニトマトを半分に切って、豆腐の上に散らしてゆきます

4.溶いた卵と牛乳を耐熱皿に流しこむ
卵を溶いて牛乳と塩コショウを混ぜて、豆腐とトマトの入った耐熱皿に流し込みます。

5.チーズをのせる
さらに、その上からチーズを、全体が隠れるくらいのせてゆきます。

6.オーブントースターで焼く(20分)
オーブントースターに入れて15~20分程度焼くと出来上がりです。

チーズのこってりした風味がした後に豆腐のあっさり感がやってきて、意外といけちゃいますよ。余裕のある方はブロッコリーやバジルなど緑色の野菜を入れると彩も綺麗になります。

豆腐グラタン栄養計算

エネルギー 380kcal
タンパク質 26.5g
脂質 23.9g
炭水化物 12.8g
食塩 1.5g
ビタミンB6 0.23mg
トリプトファン 368.2mg
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バナナココア

2つ目のレシピは、バナナココアです。バナナのほんのりした甘さとココアの苦みを楽しみながら、トリプトファンと水分を補給します。ミキサーであっという間に簡単に出来上がります。

材料

材料はバナナ、牛乳、純ココアの3種類を使用します。いずれもトリプトファンを含む食材です。また、バナナはビタミンB6を豊富に含みます。

使用する分量は以下の通りです。

バナナ:1本
牛乳:150ml
純ココア:大さじ1

作り方

1.バナナをちぎってミキサーに入れます。
2.牛乳、純ココアをミキサーに入れる
3.全体が混ざるまでミキサーにかける

いかがでしょう。ほんの数分で出来上がり、大した手間もかかりません。さっと作って、おいしく飲める簡単レシピです。バナナは事前に皮をむいて凍らせておくと、冷たいココアになって暑い夏場は更においしく!寝る前や冬場は温めて飲むのも良いですね。

バナナココア栄養計算

エネルギー 203kcal
タンパク質 7.2g
脂質 7.2g
炭水化物 32.2g
食塩 0.2g
ビタミンB6 0.43mg
トリプトファン 93mg

まとめ

さて、今回は夏場の暑い日でも、あっさりしていて食べやすい(飲みやすい)レシピを考えてみました。簡単に入手できる食材を使い、調理も簡単になっています。是非、一度お試しください。

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